みなとみらい調査隊 [第44回] 2007/11/30UP
様々なイベントや新施設誕生などで、常に目が離せないみなとみらい21地区。我ら「みなとみらい調査隊」がその裏側に密着取材します!
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[指令]
横浜から世界に向けて!国際機関の活動を応援する「横浜国際協力センター」を調査せよ!

来年5月には国際会議「アフリカ開発会議(TICAD)」が東京以外の都市で初めて開催されるなど、海外から注目を集める横浜。その中心となり、国際的なコンベンションが数多く催されているパシフィコ横浜に、国際機関の世界本部や国連機関などが集結した「横浜国際協力センター」があることを知っていますか?今回は、横浜が国際都市としての役割を果たす重要な拠点「横浜国際協力センター」に潜入してみた。

[写真]パシフィコ横浜外観
[報告]1 国際機関が集まる、国際的な活動拠点
[写真]ITTO理事会07 今年 11月にパシフィコ横浜で行われたITTO理事会、60カ国もの加盟国が参加した。年2回行われる理事会のうち1回は本部のある横浜で毎年開催されている。 「横浜国際協力センター」は、環境や食糧など地球規模の課題に取り組む国際機関の活動拠点として1991年に設立、日本に世界本部を置く唯一の国連条約機関「国際熱帯木材機関(ITTO)」や22カ国/地域に及ぶ69都市・40団体/企業から構成される「アジア太平洋都市間協力ネットワーク(CITYNET)」(会長都市:横浜市)、その他「アメリカ・カナダ大学連合日本研究センター(IUC)」「WFP国際連合世界食糧計画 日本事務所」「国際連合食糧農業機関(FAO)日本事務所」「国際連合大学高等研究所(UNU-IAS)」の6つの機関と同センターの管理・運営も行っている(財)横浜市国際交流協会(YOKE)が入居している。「みなとみらいの開発コンセプトの一つでもある横浜のコンベンション機能強化と国際平和への貢献を実現するための拠点づくりを目指しました」と語ってくれたのは、横浜市の国際交流事業に深く携わってこられたYOKEの岩崎さんと五島さん。「ITTOなどを誘致したことで、横浜・みなとみらいから世界へ情報発信されることが多くなりました」とも。
調査隊's VOICE
各機関を紹介しよう。ITTO:熱帯林資源の保護だけでなく、持続的な管理や有効活用などの問題に取り組んでいる。IUC:日本学を専攻する大学生・大学院生に対して上級日本語教育を行っている。(みなとみらい調査隊第27回「アメリカ・カナダ大学連合日本研究センターを調査せよ!」も見てみよう!)。CITYNET:研修や技術者派遣などにより、アジア太平洋地域の都市問題改善を目指す都市間ネットワーク。WFP:飢餓撲滅を目的とする国連唯一の食糧支援機関かつ世界最大の人道支援機関。FAO:農業開発などによる食料安全保障を追求し、貧困と飢餓撲滅に取り組む国連の専門機関。UNU-IAS :持続可能な開発のための知識や学習の発展に取り組んでいる国際研究機関。
[報告]2 国際機関の活動をもっと幅広く知ってもらいたい!
[写真](財)横浜市国際交流協会(YOKE)常務理事兼事務局長 岩崎憲二さんと事務局次長 五島哲男さん。中央が国際熱帯木材機関(ITTO)事務局長 エマニュエル・ゼメッカさん。 <左>(財)横浜市国際交流協会(YOKE)常務理事兼事務局長 岩崎憲二さんと<右>事務局次長 五島哲男さん。<中央>国際熱帯木材機関(ITTO)事務局長 エマニュエル・ゼメッカさん。 「これらの国際機関の活動は皆さんにあまり知られていないんです」と岩崎さん。YOKEでは機関の活動を知ってもらおうと、国際機関と企業や市民との橋渡しを行っているそうだ。今年の10月にパシフィコ横浜で開催された「横浜国際フェスタ」もその一つ。国際機関はもちろん、NGOやNPOの団体なども参加し、73,000人が来場した。会場内では、国際協力や国際交流の情報提供や活動紹介、世界の音楽・料理など盛りだくさんで、“世界”を体感できるイベントだ。ITTOも「元気なアフリカ」と題してパネルを展示し、活動の紹介を行い大変好評だった。また、夏休みには子どもたちが国際機関を見学できる「子どもアドベンチャー」や、大学生が国際機関の仕事を体験するインターシップなどにも協力している。岩崎さんと五島さんに展望を伺うと「みなとみらいの街が、どの国の人が来ても活躍でき、一緒に街を創っていけるような『多文化共生』のモデル都市になってほしいですね」と語ってくれた。
調査隊's VOICE
[写真]パンフレット
YOKEは同センターの管理・運営や国際機関の活動の支援以外にも、市民ボランティアなどと連携し、横浜で生活する外国人や留学生への支援も行っている。なんと横浜の在住外国人は約74,000人!(2007年10月現在)横浜市の広報誌を英語・中国語(簡体字・繁体字)やスペイン語など6カ国語に翻訳したり、公的手続きの仕方がわからないなどの生活相談や情報提供、また区役所や学校での手続きなどに通訳を派遣するなど、多岐に渡って活動し
ていて、困っている外国人の強い味方だ!
[報告]3 みなとみらいから“世界”を考える、国際機関にエールを!!

[写真]ITTO活動
2004年、ITTOがペルーで行った「先住民によるアマゾン森林地帯の持続可能な利用と再生」のプロジェクト風景。
一番初めに入居したITTOで、11月に就任したばかりの新事務局長ゼメッカさんにお話を伺った。早速、抱負を伺うと「今後は貧困や温暖化にも力を入れていきたいですね。来年、横浜で開催される『アフリカ開発会議』では、アフリカの再興プロジェクトをサポートし、ITTOを知ってもらえるきっかけになれば」。カメルーン出身のゼメッカさん、夏にスタッフや家族とオフィスから花火を見るのが楽しみなんだとか。「みなとみらいで仕事ができて嬉しいですね。様々な施設が揃ってきて非常に便利ですし、港や船も見えてとても綺麗です。私が来た16年前は、横浜ランドマークタワーがまだ建設中でした(笑)。ここは、国際機関が集まっていて情報交換や交流がしやすいので、各機関と連携して活動を広げていきたいですね」と笑顔で語ってくれた。ちょっと堅いイメージだった国際機関が、遠いようで意外とすごく身近な存在なんだ!と感じた調査隊でした。
調査隊's VOICE
[写真]FAOイベント
10月22日パシフィコ横浜の屋外にあるプラザ(円形広場)でFAO日本事務所主催の「2007年世界食料デー・キャンドル献灯イベント」が開催された。「すべての人の食料への権利を実現させよう」とする、世界各国で現地時間の同日午後6時を合図に行われた世界的イベントだ。参加者が約300本のキャンドルに火を灯し、幻想的な「Food」の文字が浮かび上りました。
【Data】
横浜国際協力センター
住 所 横浜市西区みなとみらい1-1-1
パシフィコ横浜 横浜国際協力センター5F
交 通 みなとみらい線「みなとみらい」駅下車約5分
T E L 045-223-2210 (財)横浜市国際交流協会
U R L http://www.yoke.or.jp/
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