みなとみらい調査隊 [第37回] 2007/4/30UP
様々なイベントや新施設誕生などで、常に目が離せないみなとみらい21地区。我ら「みなとみらい調査隊」がその裏側に密着取材します!
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[指令]
今年で5周年を迎えた「横浜赤レンガ倉庫」を調査せよ!
2002年4月12日に文化・商業施設として再生した「横浜赤レンガ倉庫」。今月12日、ハマの将来を担う多くの子どもたちと一緒に5周年のバースデーを迎えた。重厚な赤レンガの歴史的景観を備えつつ、“港の賑わいと文化を創造する空間”という新しいコンセプトで1号館はホールや展示室からなる文化施設、2号館は商業施設として生まれ変わった。横浜赤レンガ倉庫の魅力と再生秘話、そしてこれからを2号館にクローズアップして調査してきた! [写真]赤レンガ2003
[報告]1  横浜のシンボル「ハマの赤レンガ」の保存、そして再生へ
[写真]赤レンガ倉庫改修
保存工事の様子。移動式の仮設屋根を設置し屋根全面が葺き替えられた。
毎年500万人もの来場者を数え横浜の名所となった横浜赤レンガ倉庫。歴史を遡ると、1911年(1907年着工)に2号倉庫、1913年に1号倉庫(1908年着工)が横浜新港埠頭の上屋施設として建設された。倉庫には鉄材を利用し、非常用水道管(スプリンクラー)や防火扉、荷役用昇降機など、当時としては最新鋭の技術が導入されている。竣工と同時に勢いを増す貿易の要所として活躍した。その後、関東大震災で1号倉庫は半壊、戦後は米軍が使用するなど歴史の変遷をたどりながら、近代化されたふ頭にその役割を譲り、1989年倉庫としての使命を終えた。1992年国から横浜市が取得。周辺には草が生え、煉瓦には落書きされるなど荒廃していた赤レンガ倉庫は、1994年から2002年までの約8年もの年月をかけて構造補強、外壁・内装等の保存・活用工事を行い、2002年4月に新たな文化・商業施設として甦った。
調査隊's VOICE
[写真]レンガ赤レンガ倉庫の改修工事にはこだわりがたくさん!代名詞赤いレンガは明治期に作られたものだが、現在、日本で生産しているレンガとは風合いが合わなかった。そこで当時と近い製法でレンガを製造している中国の工場に依頼したとか。それならと96年前のレンガと現在のものを触ってみたが、調査隊には全く区別がつかなかった。また、建設当時の鉄製の防火扉、窓の建具、鉄骨の柱や梁、コルゲート銅板の天井など当時のものを残し活用されている。
[報告]2 ヨコハマTRIVE!TRY&LIVE! 
[写真]杉氏
横浜赤レンガ倉庫2号館の管理運営を行っている(株)横浜赤レンガ 取締役上級営業部長 杉一郎さん。
2号館の立ち上げから携わった(株)横浜赤レンガの杉さんは振り返る。「当時は、まだ改修工事の最中、周りには何も無く本当にこんなところにお客さんが来てくれるのかと本気で心配しました(笑)。まずは、国内外の商業施設を視察し、赤レンガ倉庫としての「売り」を模索。この赤レンガ倉庫の持つ第一級の歴史的建築物としての魅力と資産を損なわず、エンターテイメント性、賑わいと憩いのある空間を創りたいと考えました」。そのために、図書館で歴史について調べ、倉庫で働いていた人にも会って当時の話を取材したそう。すると、倉庫が建設された時代、横浜港は貿易・文化の発信基地として、港町の喧騒さと活気に満ちていたことや、設計者の想いなどが分かってきた。この時代感を捉えて、「挑戦」と「躍動感」を感じる商業施設を開発しようと「ヨコハマTRIVE(TRY&LIVE)」という2号館のコンセプトが生まれた。「これは、店舗の誘致・運営、イベント開催などの考え方の基本になっていて、迷った時はここへ戻るんです」と杉さん。
調査隊's VOICE
[写真]エスカレーター改修のデザインコンセプトは、「ファーストマシンエイジ」(第一機械時代)。倉庫が建設された1911年頃ちょうどこの時代にあたっていたため、その時代の考え方を踏襲し、機械部分を見せるデザインを活かして甦らせている。エスカレーターやエレベーター周辺がガラス張りで、内部の構造が見えるようにされているのもこだわりの一つだった。
[報告]3 96年前の港町横浜に負けない賑わいに
[写真]FLOWER GARDEN
開業5周年を記念して開催された「FLOWER GARDEN」。
5周年を迎えて、改めて横浜赤レンガ倉庫の魅力を伺うと「ここを訪れる方は市内や県内などの近隣の方が多く、リピーター率も高い。特に目的があるのではなくフラッと訪れる方が多いようです。潮風に吹かれつつ、のんびり港を眺めて散策する。だから、いつ来ていただいても、何か新しいこと、ライブ感を大切にしたいです」と。イベント広場では、秋にはドイツのビール祭り「オクトーバーフェスト」、冬には屋外スケートリンク“アートリンク”など、斬新なイベントで来場者を飽きさせない。杉さん曰く「鮫の様に(笑)動きを止めないで前に進むだけ。横浜赤レンガ倉庫のこの素晴らしさを一人でも多くの方に味わってもらいたいですね」と抱負を語る。クラシカルだけどモダン。懐かしいけど新しい。新旧が渾然一体となった横浜赤レンガ倉庫はこれからもますます進化し続けていく!と感じた調査隊だった。
調査隊's VOICE
[写真]バルコニー4月から、2号館3Fバルコニーにオープンテラスがオープン!みなとみらいの夜景や 海が臨める絶好のロケーションで、こだわりの4店舗が提供するフードやドリンクが楽しめる。また一つ、新たな魅力が加わった。


【Data】
横浜赤レンガ倉庫(2号館)

住 所 横浜市中区新港1-1-2
T E L 045-227-2002
交 通 JR・市営地下鉄「桜木町」駅下車徒歩約15分
みなとみらい線「馬車道」駅・「日本大通り」駅下車徒歩約6分、
「みなとみらい」駅下車徒歩約12分
U R L http://www.yokohama-akarenga.jp
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