[第33回] 2006/12/30UP
様々なイベントや新施設誕生などで、常に目が離せないみなとみらい21地区。我ら「みなとみらい調査隊」がその裏側に密着取材します!
靴が光るなんてビックリ!「アートリンク in 横浜赤レンガ倉庫」を調査せよ!
2002年に生まれ変わった横浜赤レンガ倉庫は「文化の創造発信」と「賑わいの創出」という目的を担い、その一環として野外イベント広場でも様々なイベントを開催している。その中の一つ、昨年の冬、5万人の人々で賑わった「アートリンク in 横浜赤レンガ倉庫」が今年もいよいよ始まった。単なるスケートリンクではない光のアートとアイススケートのコラボレーションで生まれた“アートリンク”とは?そのこだわりや楽しみ方など横浜赤レンガ倉庫スケートリンク実行委員会の方に突撃ルポしてきた。
氷は冷たいが、委員長のアートリンクへの思いは熱い!
Photo by Antoine Poupel
横浜赤レンガ倉庫スケートリンク実行委員会 委員長 (財)横浜市芸術文化振興財団 横浜赤レンガ倉庫1号館 館長 石川洵さん。
大都会の真ん中にしかも屋外リンクとは。今年はリンクのコーナーに2〜3mのLEDを配した柱を設置、イルミネーション輝くスケートリンクが登場する。委員長の石川さんは「横浜赤レンガ倉庫は芸術を発信する場所です。だからスケートリンクを作るなら単なるリンクではなく、付加価値をつけてコンテンポラリー(現代)アートにしたかった。芸術は難しいものではなく、身近なもので体験できますよ」と語る。今年のアートリンクは「アートを見る」だけでなく、「アートの一部になる」という初めての試みだ。夜になると、イルミネーションが輝き、滑走者の光るシューズが流れ星のように動きつつ光跡を描き、ファンタジーな世界に変わる。「光るシューズを履いて滑る人たち自身が、キャンパスに絵の具を筆でかくように光のアートを描く、全てがアート作品です」。何とも斬新なスケートリンクに調査隊も驚きを隠せない!
変化し発展していく横浜のエネルギーを“光るシューズ”で表現したという。スピードやカーブなど滑走者の動きによって、靴の内部に組み込まれた発光ダイオードが虹色に変化する。こんなスケートシューズ見たことないぞ!(貸出は日没後)
横浜赤レンガ倉庫仕様のスケートリンクができるまで
この白いマットの上に氷が作られ、2週間以上かけてリンクが完成する。
それではどうやってスケートリンクを作るのか?制作スタッフの斎藤さんに伺うと「まず板の上に敷き詰められたチューブが入ったマットの上に、夜、水を撒き、特殊な冷却装置でマイナス15度に冷却した特殊液をそのチューブの中に循環させ撒いた水を凍らせていきます。この繰り返しで7〜9cmの厚みにするんですよ」。海に近い場所に作るだけでも神業なのに、さらにリンクにアートを加えるなんて大変な作業だ。実際作業を進めていくと「ここをこうしたい」、「こうなったらもっといい」というアイデアが実行委員会から次々と出されていく。その意見をどうやったら実現できるのか、安全性を考慮しながら新しい試みに挑戦するのが苦労でもあり、楽しみでもあるそうだ。この“こだわり”がアートスケートリンクの誕生に繋がったのだ!
株式会社パティネ商会の斎藤克博さんいわく「氷は生きていますから!」極寒地域でないリンクの維持には大変な苦労があるとか。ここは海風が強く、横浜という土地柄、気温も高い。湿度も影響を受けやすく、この場所は非常に氷が溶け易いとか。開催期間中はずっと冷却装置は作動しっぱなしだそう。
あの金メダリストも滑ったスケートリンク!
昼間はファミリー、夜はカップルで賑わう。
真っ白いリンクに横浜赤レンガ倉庫の赤のコントラストが映える。
12/8(金)には点灯式が行われ、華やかな幕開けとなった。昨年は、お忍びで荒川静香さんも滑りに来たという目撃情報もあり、アートリンクで滑るとオリンピック選手に選ばれ、金メダルも獲れる!なんてジンクスが生まれたとか?!また、中には自宅から1時間半もかけて毎日一日も欠かさずに来た皆勤賞の方もいたとのこと。屋外リンクの気持ち良さにはまってしまったのだそうだ。
今年は、新たな試みとしてカフェの設置や、毎週土曜日にはスケート教室も開催され、昨年以上の来場者を見込んでいるそう。他では体験できないこの“アートスケートリンク”、アート作品の一部として溶け込んでみよう!と思う調査隊であった。
スケート靴を履いている人も、そうでない人も楽しめるカフェはスケートリンクを見渡せる絶好のロケーション。メニューは、肉まん(300円)、豚汁(200円)、コーヒー・紅茶(100円)、お茶(150円)など。その他、カイロ(100円)、ソックス(300円)もあります。
【Data】
アートリンク in 横浜赤レンガ倉庫
開催期間
:
開催中〜2007/2/14
開催場所
:
横浜赤レンガ倉庫 イベント広場
営業時間
:
平日 13:00〜22:00
土・日・祝日(1/2・3含む) 11:00〜22:00
※12/31 11:00〜29:00
料 金
:
入場料 大人500円 小人400円 幼児300円
貸靴料 500円 付添観覧料 200円
交 通
:
JR・市営地下鉄「桜木町」駅下車徒歩約15分
みなとみらい線「馬車道」駅・「日本大通り」駅下車徒歩約6分、
「みなとみらい」駅下車徒歩約12分
主 催
:
横浜赤レンガ倉庫スケートリンク実行委員会(事務局 赤レンガ倉庫1号館)
TEL
:
045-211-1515
URL
:
http://www.yokohama-akarenga.jp/