みなとみらい調査隊 [第4回] 2004/7/30UP
様々なイベントや新施設誕生などで、常に目が離せないみなとみらい21地区。我ら「みなとみらい調査隊」がその裏側に密着取材します!
[指令] ランドマークタワーの化石を調査せよ! TopPhoto
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今年7月にオープン11周年を迎えた横浜ランドマークタワー。みなとみらいを代表する横浜の顔としてすっかりおなじみだが、施設内の柱や壁などに数多くの化石が見られることは意外に知られていない。今回はランドマークタワーに眠る数々の化石を徹底チェック!
[報告]1 タワー3階に“化石の固まり”を発見!
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ロイヤルパークホテル3階にある花器台の拡大。写真上部にはトリゴニアの化石がくっきり見える
「ランドマークタワーや、ショッピングモールのランドマークプラザ内では、本当にたくさんの化石が発見できるんです」と話すのは、鶴見大学短期大学部教授の後藤さん。古生代・中生代の軟骨魚類化石を専門とする、いわば化石のスペシャリストだ。「動く歩道を抜けてタワーに入ると、石灰岩からつくられた床に巻貝などの細かな化石が見受けられます。右側のロイヤルパークホテルの3階に入ると、面白いものが見つかりますよ」。ベージュと灰色が交互に敷き詰められた床を目でたどると、その先に大きな白い花瓶の載った台が見える。「そう、この花器台を見るとトリゴニア(三角貝)や巻貝がびっしり。化石の固まりといってよいでしょうね」。
調査隊's VOICE
Photo-01-2左の写真で拡大したのが、石灰質砂岩からつくられたこの花器台。ここに何度か足を踏み入れたことのある人ならきっと見覚えがあるハズ。花器台はエスカレーターを挟み2つ置かれているので、両方をじっくり観察してみよう。
[報告]2 ランドマークプラザはアンモナイトの宝庫
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プラザ2階ソニープラザ前の壁に直径4cm大のアンモナイトを発見
ランドマークプラザの壁と円柱には、たくさんのアンモナイトを見つけることができる。「どれも比較的大型なので発見しやすいと思いますよ。これら桃色の石灰岩はおそらく、イタリア産のジュラ紀のものでしょうね」。プラザ内で見られる化石はアンモナイトだけ? 「いえいえ、例えば5階にあるランドマークホール入り口の床では、みごとな古生代の床板サンゴの化石が見られます。エレベーター前の壁は巻貝や石灰藻の化石を多く含んだ石灰岩でできていますよ」。このほか、プラザ北東の南側にあるSINSEIDOの壁にも多くの貝化石が見られるそう。
調査隊's VOICE
Photo-02-2アンモナイト化石のある場所を後藤さんに特別伝授していただいた。興味のある人は下記のお店やスポットの壁をくまなく探してみよう。
●ソニープラザ(2F) ●ONDINE(3F) ●田崎真珠(4F) ●4階北側エレベーターの上(写真)
[報告]3 ファミリーで、グループで。化石探訪は大勢が楽しい
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今回お話をうかがった、鶴見大学短期大学部教授の後藤仁敏(まさとし)さん
地学団体研究会神奈川支部の会員でもある後藤さん。活動の一環として定期的に行われる神奈川地学ハイキングでは、ランドマークタワー内の石材見学が開催されたこともあるとか。「今年の2月に開催したんですが、そのときの参加者は私も含め24名。何億年も前に生きていたアンモナイトや巻貝を目の当たりにし、みなさん感慨にふけっている様子でした」。最後に、これからランドマークタワーへ化石探訪に行く人へのアドバイスを。「これは私の実体験なんですが、ルーペ片手に床を這いつくばって化石を探していたら、警備員の方に『落し物ですか?』と訊かれてしまいましてね(笑)。あらかじめ石材を見学している旨伝えておくとよいと思いますよ」。
調査隊's VOICE
Photo-03-2ランドマークタワーや周辺の化石についてさらに詳しく知りたい人は、後藤さんも編集委員として携わっている『神奈川の自然をたずねて』(発行:築地書館)がおすすめ。ランドマークタワーをはじめ県内各所の化石や生物、地形、地質についてわかりやすくまとめたフィールドガイドブックだ。
【Data】
住所:横浜市西区みなとみらい2-2-1
TEL:045-222-5015
アクセス:JR・市営地下鉄桜木町駅より「動く歩道」利用で徒歩5分
オフィシャルURL:http://www.landmark.ne.jp/
※地学団体研究会に関する問い合わせは、goto@kd5.so-net.ne.jp(後藤さん)まで
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